21.4.13

ART KÖLN

先日、
ドイツで一番大きなアートフェア『ART KÖLN』に行ってきました。

毎年4月に開催されるこのアートフェア、約200のギャラリーがドイツのケルンに集まります。

モダン・クラシックとコンテンポラリーに分けられた2つのフロア、プラスNADA*。
ドイツのアートフェアなだけあって、ドイツのギャラリーがほとんどですが、約30%はインターナショナル。
日本からも3つのギャラリーが参加していました。

*NADAというのは若手ギャラリーやアーティストを支援するNPO団体



ドイツのアートシーンについてまだまだ勉強が必要なワタクシ。
国内の有名どころが一斉に集まるこんな機会を逃すわけにはいかないですね。

とにかくまず目に入ったのが、Gallery Ropac。(ドイツじゃないけど。笑)
パリとザルツブルクにある老舗のギャラリー。そしてそこに所属するフォトグラファーElger Esserの作品!そう、彼の作品が見れると思って楽しみにしていたのです。ふふふー!


トキメきが思った以上になくちょっとがっかりだなーアートケルン。
と、思っていたし矢先に、
来て良かったーと心底思った私。
なぜなら久しぶりにハート鷲掴みな作品に出会えたからです。

それが、Jordine Voigt

ドイツ・フランクフルト出身の彼女の作品は、一見「???」ですが、よーく見るとすべてロジックがあり「なるほどねー」と唸る、、、まではいきませんが(いまだに分からぬとこ多しw)、しかしながら複雑に見えて、全然複雑ではない、ひとつひとつの要素を分解し視覚化しているだけのかなーりシンプルな作品。

普段わたしたちが見ているもの、聞いているものは、実は見ていなかったり聞いていなかったり。何が言いたいかというと、そのひとつひとつのディテールを細かく認識していることって、まぁ、「無い」と言っても過言じゃない。
先入観や固定概念を通しての、なんとなくの全体像や雰囲気でそれを分かったつもりでいることがほとんどだと思うんですね〜
そういった、人の「無意識」な部分に興味があるワタシとしては、彼女の作品は、かゆいところをかいてくれている感じなんですね。あ〜そこそこーって。

...とにかく、彼女の本を買い漁ったので
今度詳しくワタシなりの勝手な解説をblogで書こうと思います。写真もつけて。