24.8.12

あたしはじゃあシンデレラかな


ベルリンに越してきて約4ヶ月。。
いろんな人に、「行ったことないの!?」と言われ続けていた公園、マウワーパークに先日ついに足を運びました。笑
日本じゃ出ないと思われるこの会話、「あの公園、行ったことないの!?本気!?」って。


毎週日曜日にこの公園のすぐ横で開催されるフリマが大きくて有名なんですね。
って、あたしはど平日に行ったんですが。


みんなBBQをしたり、音楽をかけてごろごろしたり、本を読んだり。。。
すてきな午後のすてきな過ごし方ですね、きっと。


日曜日はすごい人だそうで。
このステージもカラオケで盛り上がるんだとか。




平日だったので、おじさんがひとり、ドイツ語で歌ってました。
それがなかなか良かったんですね。
チップ、はずんじゃった。



公園で過ごす時間なんて日本にいたときはなかったので、ベルリンでこういう時間を過ごすと、なんだか新しい心境なわけです。
そしてそれがなんだか好きなわけです。







なーんて思ってるそばで、
白雪姫たちがキャンディーでおにいさんをぼったくろうとしていた、とある夕暮れでした。




14.8.12

ハコ

Paul McCarthyを見に行こうと誘われ、どきどきしながら行ってきました。
だって、彼の作品はどれも、こう、見ちゃいけないものを見ちゃったような気分にさせるんですものっ。




が、ベルリンのNeue Nationalgalerieで開催されている彼の展覧会は、違った意味で「あらあら」となったのでした。





見てのお楽しみ、ってやつですね。笑



ああっそれから、外にある、馬のうんちもお見逃しなく。(これはPaulじゃないけど)









そのあとKreuzbergでまったり。
日本にいたときは、こうやって川を眺めて緑の上でのんびり・・・なんて、絶対なかったよなあとつくづく思う。。。
いまではお天気が良い日はいつもこんな感じ。





livingroom

Prenzlauerbergにある"Wohnzimmer"(living-room)という名前のついたカフェで読書。
ここはテーブルもチェアもすべてアンティーク。
お店の中はけっこう広く、家具も全て色や形が違うので、「きょうはここっ」って気分で選んで座っちゃったり。
奥にはプライベートルームもあったりなんかして、色んな使いかたができそうです。
コーヒーもおいしい。Bioのケーキやサンドウィッチなども頂けます。
カフェバーとして、夜にふらっと来たりも。

KreuzbergやNeukölnが最近はおもしろいよーーとみんな口を揃えて言いますが、Prenzlauerbergには落ち着けるカフェがたーくさんあるので好き。





Letterstraße 6, 10437 Berlin

10.8.12

Prinzessinnengarten

とある午後、地下鉄に乗ってKreuzbergに位置するMoritzplatzへ。
向かった先は、"Prinzessinnengarten"(Princess's Garden)

大きなスーパーマーケットがあった跡地が長ーい間放置され、ゴミ置き場と化していた場所を2人のアメリカ人が2009年に緑と人々の集まるすてきなガーデンを創ったのでした。



ガーデニングをする場所をレンタルできて、植物さんたちを購入して、「小さいけれどマイガーデン」を持てちゃうんです。
お野菜や果物、ハーブやお花と種類も様々。






3年前に、Robert ShawとMarco Clausenが"Nomadisch Grün"(Nomadic Green)という、Non Profit Company(NPC)、いわゆる非営利型株式会社を設立。
そこから始まったこのプロジェクト。
ふたりともガーデニングの知識は一切なかったらしく、「とにかく、始めよう!」と思いたってできたもの。
とあるインタビューでも彼らは「何かを始めるのに、プロフェッショナルである必要はない。大事なのは"何かを始める"ってことなんだ」って。



ちなみに非営利型株式会社とは、適正に給与や役員報酬などは支払われますが、それ以上の過剰利益を全額、地方公共団体などに寄付する、、という形。
営利目的だけの株式会社はその過剰利益も報酬として内部に還元されちゃうし、非営利組織(NPO)だと資金の問題や持続可能さが脆弱だけど、このNPCは自身の会社の持続と同時に外に還元して循環させていくという、オータナティブな、今の時代にあった形だと思うなあ。













約20人がレギューラーで働いているらしいのですが、他にもたくさんの人が携わっています。

お外が気持ち良い季節には週2回、オープンガーデン(ワークショップ)が開催されていて、ワンシーズンで100人を超える人たちが参加するんですって。
ところで、冬はマイナス20度近くになるベルリン。
夏は楽しく緑を楽しむひとたちはたくさんいるけれど、冬にもちゃんとケアをするっていう責任感は大きい。。。(だから未だに、軽々しく「ガーデニング〜」とか言えないワタシ。笑)
「Babyだと思わなきゃ」ってMarco氏。確かにね、そう考えると、夏だけ遊んで冬に放置なんてできないできない。。。






木陰にさりげなく差し込むお日様がとーっても気持ち良いここの空間。
ここで育てられたお野菜などをメインで使っているランチやディナーも頂けちゃいます。
ここにマイガーデンを持っている人は、自分の育てたハーブを採ってきてハーブティーを飲めちゃったり。。。


都会に住みながらも、こうやって緑とふれあえて、自分で育てたものを頂けるって、すてきだわーーーー。
こういったプロジェクトは、色んなところに広がってますね。
最近は日本でもよく耳にするものねー。





それから、非営利型株式会社という言葉はここドイツに来て頻繁に耳にするようになりました。
日本はどうなんだろう?
『適正な給与』とかいった類いはなかなか難しくて、それを取り締まったり管理するセクターがないと結局あやふやで、「良いことしてる風」だけが萬延しちゃうっていう、
日本でよくある残念なパターンになるケースが安易に想像できるっ。。。笑


わたしはまだまだ無知なのでこんなことが言えてるんだけれど、、、非営利型株式会社という仕組みはすてきだな、と思うのでした。



Prinzessinnengarten:
http://prinzessinnengarten.net/about/










6.8.12

ポーランドなぞり旅行記

とある休日にふとポーランドへ。

タイトルの「なぞり旅行記」とは、かなりのショートトリップという意味です。
ようは上辺しかなぞれていないんですね。笑





Polandと言っても、ワルシャワではなく、Szczecin-シュチェチン-という北西に位置する港町へ。
ベルリンから電車で約2時間。往復30ユーロ。


2時間といっても、そこはやはり違う国。
駅に降り立った瞬間に感じる空気、目に飛び入ってくる色はドイツと全然違うのね。






何もない広場にぽつりと存在するこれ。
この青、そしてこの装飾。すてき。








中央駅から街の中心部へ向かってみる。




奥に見える教会を目指して少し歩いてみる。
と、にぎやかな人の声が。
その方に足を急ぐと、日曜日マーケットが開催されていました。




アクセサリーやパン、はちみつなどなど、、
って、パン、大きすぎるでしょ〜それ。




その中で一番、興味をそそられたのが、これ↓





最初は甘いケーキかパンかと思っていました。
が、これ、スモークチーズなのです。
ポーランドの人のチーズ消費量はものすごいらしいです。笑




おばあちゃんがかわいいから、買っちゃう。
そのままでももちろん食べられるのだけど、炭火で焼いたのがポピュラーみたいだったので、わたしもそれを頂くことに。
わけの分からないポーランド語で何かを言っているおばあちゃんに対して、「tak, tak」(yes, yes)と適当に言ってたら、クランベリージャムをかけてくれました。
スモークチーズとジャムが、これまた相性ばっちりで。とてもおいしかった。





その後、今回のメイン、Świnoujście-シフィノウイシチェ- という街へ。
シュチェチンから電車でこれまた約2時間。(高速フェリーだと75分で着くのだけど、シュチェチンからは1日2回、9時と16時しかありません)

辿り着いたらシフィノウイシチェ!と思ったら、シュチェチンからは陸で繋がっておらず、電車を降りてフェリーで渡ります。






フェリーなんて久しぶりーーーわくわく。
でも10分足らずで着いちゃいます。





天気は最高!っと、いうわけではなく、雲も多くちょっと不安定。
北欧の雲は低く、覆いかぶさります。




海大好きなわたしにとって、こうやって船をながめたり出来る時間が結構幸せだったりするのです。




ちゃりで釣りをしにくるおじちゃん達がいたり。なんか、のどかで良い。






っとここで、ちょっとおもしろい建築を見つけたので写真を少し。




 こう、ランダムに色付けされたそれがなんだかすてきだと思った。
ん?もしかしたらその色に何か意味があるのかも。




そしてこの凸凹。




後からボンドでくっつけたみたい。


この建物のすぐ近くに、「海の美術館」があります。





そうそう、この街、琥珀も有名なんです。




1Fは、海の生物たちの標本。






そして2Fは、その街の歴史博物館になっています。




これは教科書。
よく見るとドイツ語。
ドイツ軍によって侵攻されていた歴史をもつポーランド。
ドイツ人の友人ゆわく、いまでもポーランドの人はドイツに対してあまり良い印象をもっていないみたい。とのこと。。。







日帰りだったので、あっというまに旅も終盤へ。






帰りは高速フェリーでシュチェチンまで。





ふぇりーの窓汚れてんなーーーーと思ってましたが、なかなか嫌いじゃない、この写真。笑



シュチェチンに戻ってから、帰りの電車まで時間があったので街中をぶらり。










にゃんこもお散歩。













また来よう、ぷらっと。